くだらないの中に

TEAM NACSとか

カジャラ#2『裸の王様』

 

(3月のことですが)観てきました。

 

冒頭ですがちょっとだけ雑談を。

開演前に会場近くで食事をした際、

近くに座っていた女の子2人組も同じくカジャラを観に行くようで。

お店が静かだったので彼女たちの話声が耳に入ってきてしまったんです。

そしたらね、

A「今日何列目?」

B「んー〇列目(前方ブロック)」

B「あー近くで賢太郎さんみたら賢太郎さん格好良すぎて今日眠れない!」

って話してて。

「うふふ」ってなっちゃった。

聞こえてくる話の限り、彼女ら大学1年生くらいだと思うんですけど。

賢太郎さんもうすぐ44歳で、彼女たちが今19歳だとして。

……25歳差!

四半世紀差!

四半世紀も年下の子に「格好良すぎて今日眠れない」って言われる賢太郎さん。

すごいね。

まぁ私も同じようでしたけどね。

大学進学で上京した数日後にいそいそと『DROP』観に行ってますけどね。

「ひゃー賢太郎さん」ってなってましたけどね。

うふふのふ。

 

 

さて、『裸の王様』。

ラーファンが絶叫してしまうようなキャラが登場しました。

拍手しすぎて手痛くなりました。

感想的なもの書きます。

ネタバレします。

 

 

※タイトルは私が勝手につけたものです。あしからず。

 

『ニホンの王様』

明転。5人がフライヤーと同じ状態で登場。

このコントの各人のキャラが、フライヤーのポーズに影響しているのね。

賢太郎さんは電器屋大好きな人だからパソコン触っているみたいなポーズ。

竹井さん食いしん坊だから何かを食べてるポーズ、とかね。

このコントが既に完成しているタイミングでフライヤー撮ったのかな。

それとも逆かな。

逆なら賢太郎さん恐ろしい。

内容は俺が王様の『俺テーマパーク』には何があるか、という話から、

二ホンという国のニホン語の不思議について移行していく形。

賢太郎さんの得意技感。

辛いから辛子、甘ければ甘子(あまし)。

重いから重り、軽ければ軽り(かるり)。

ニホン語っておもしれー!(プーマー感)

私は個人的に東京タワーは1000メートル、お相撲さんの手の大きさは1000メートルっていう雑感が好きです。

それを久ヶ沢さんが言っているのがとっても好きです。

あと「アニメで覚えたなり」っていう台詞を自分に持ってくる賢太郎さんのずるさも好きです。

 

 

『お菓子の毒』

鍛冶屋の師匠久ヶ沢さん、弟子の竹井さん辻本君菅原さん。

賢太郎さんはお休み。

壺の中は毒が入っているから、師匠が外出中に壺を開けてはいけないと命じられる。

一休さんの『水飴の毒』の現代版的な。

水飴の代わりが壺いっぱいのお菓子。

ブルボンのお菓子に異様に詳しい辻本君。

ブルボンオリジナルミックスとオリジナルアソート。

ルーベラが入っているかの差、らしいです。

辻本君の弾けっぷりが好きです。

賢太郎さんからの信頼度の高さが伺われる。

このコントでは久ヶ沢さんがツッコミ役。

私の中で久ヶ沢さんは飛び道具的ボケなので、

「ボケないなー」と思ってみてました。内緒。

 

 

 『口を割らない』

場所はマフィアのアジト。

菅原さんはロープか何かで腕を縛られており、マフィア達(菅原さん以外)から

口を割らされそうになっている。

でも何で脅しても口を割らない……みたいな。

何が気になるって銀髪おかっぱでチュッパチャップス舐めてる辻本君。

いるけどね、ああいうキャラの人。

子供みたいに見えるけどキーパーソンみたいな!

脅す内容色々あったけど、私はうさぎのところが好きでした。

そもそも何て脅したら良いか分からない久ヶ沢さんも可愛いし、

結果的に菅原さんにうさぎの世話を頼まれる久ヶ沢さんも可愛かったです。

あの筋肉でうさぎを飼ったらどうなるのかしら。(笑)

 

 

『会社』

会社を舞台にした短めのコントが複数。

1、久ヶ沢社長のお話を聞く3人(菅原辻本竹井)の部下

「会社が○○なら社長である私は○○」を繰り返す。

会社が扇風機なら社長は扇風機についたビニールのピラピラだそう。

2、バカ部長(賢太郎)とバカ部下(辻本)

バカなのでコピー機と課長を間違えたり、

会議室で餅焼いたり。

これ賢太郎さんが辻本君とイチャイチャしたかっただけなんじゃないかって。

3、同僚(竹井)の仕事が終わるのを待つ賢太郎&辻本

仕事をしている竹井さんのキーボードを打つ音に合わせて歌いだす賢太郎&辻本。

辻「丘を越え~行こうよ~♪」

賢「いいよ~俺はいいよ~♪」

辻「そんなこと~言うなよ~♪」

賢「いいよ~俺はやめとくよ~♪」

賢太郎さんが気持ちよさそうに歌ってました。

4、社外の人(賢太郎)に内部社員(菅原久ヶ沢辻本)を紹介する竹井

社内の人の名前&肩書&業務内容が全部サ行ばかり。

「シソサワ シン」さんとか。

外部の人に紹介しなければいけない竹井さんの滑舌が試される。

5、ミスをした社員辻本が社長(菅原)へ謝罪

ミスをした辻本君が菅原社長に謝罪するが、

頭を下げている間に社長の座っている場所や社長自身が別の人に変わったり。

 

私は23が好きかな。

どっちも賢太郎さんが楽しそうだからかな。

3の歌は歌ってみたくなるやつです。

ラーファンの誰か一緒に歌いましょう。

 

 

『理不尽選手権』

ボクシングのような形で、理不尽なことを言い競い合う競技。

チャンピオン竹井さん、挑戦者菅原さん、

解説伝説の王者賢太郎さん、リングアナ辻本くん、レフェリー久ヶ沢さん。

理不尽とか腑に落ちないとか好きだよね賢太郎さん。

理不尽な台詞も良かったのですが、

勝った竹井さんのマイクパフォーマンスがツボでした。

あのわざとらしい息切れ感と無駄な声の大きさ。

 

 

『考える人』

賢太郎さん一人。心の声とかで他のメンバー。

考えてしまう癖があるあまり、○○がうまく出来ないみたいな。

途中で考え事が始まってしまうから読書ができない。

途中で考え事が始まってしまうから天気予報で自分の地域を見逃す。

途中で考え事が始まってしまうからカウントダウン&カウントアップができない。

ポツネンぽいです、とっても。

ポツネンで1つは出てくる、悲しいとか暗い系のやつ。

カジャラとは、雰囲気が随分違います。

うるう人のときみたくコントから演劇作品に派生しそうな感じ。

ラストは特にポツネン感。

タネがあるって分かっててもぞわっとしますね。

 

 

 

『バニーガード』

暗転中に、うさ耳を付けた竹井さんのシルエットが見えて、会場がザワつきました。

そりゃそうだ賢太郎さんには2つほど前科ありますからね。

【前科1】

youtu.be

【前科2】

youtu.be

「賢太郎さんこういうの好きだよねー」という空気が会場を包みます。

しかし、”こういうの”ではなく、”これ”だったんです。

そう、大吟醸がでました!

あの、大吟醸が!前科2が!

ぎゃー!

経営悪化で会社を辞めなければならなくなった菅原さんが、

ハローワークから紹介されて訪ねたのが警備会社バニーガード。

バニーガードの社員はみんなうさ耳をつけており、

本名ではなくバニーネームで呼び合っています。

その皆のバニーネームを付けているのが、そう大吟醸

バニーガード千歳船橋道場の師範代が大吟醸なのです。

白いフリッフリのシャツに黒のベストで登場。

会場から割れんばかりの拍手。

私も全力で拍手しました。手痛い。

ああもう堪らない。嬉しすぎて死にそうでした。

新人の菅原さんに烏骨鶏というバニーネームを授け、指導を始めます。

(ちなみに竹井さんは冷蔵庫というバニーネーム)

するとそこに道場破りの久ヶ沢さん&辻本くんが登場。

二人にもうさ耳。

久ヶ沢さんは服に袖が無く、ズボンもハーフパンツでワイルドな様子。

キレッキレな筋肉。そしてツタが絡まっています。

久ヶ沢さんと辻本君は道場を持たない野良バニーガード。

久ヶ沢さんのバニーネームは月桂冠

(辻本君の名前は忘れた)

月桂冠大吟醸の父上だそうで。

なんかもう色々起きすぎてパニック。情報の洪水。

月桂冠達は道場破りなので、大吟醸達と警護対決をし始めるのですが、

その際賢太郎さんが辻本くんに耳打ちしたりセクハラしていたのが気になりました(笑)

はー、まさかカジャラで大吟醸が出てくるとは思わなかったからビックリ。

ビックリしすぎて心臓痛いよ。

でも嬉しかったなぁ。

本音を言えばラーメンズの本公演で大吟醸の続きを観たかったですけどね。

仁さん。

今後もカジャラとかでラーメンズとか他のキャラクターとか出てくることあるのかな。

 

 

 

『裸の王様』

仕立屋の辻本君が春の国、夏の国、秋の国、冬の国の各王様に会いに行くお話。

王様はやりたいこととやらなければいけないことが異なっているのが悩みで、

その為国の運営がうまくいっておらず国が荒れてしまっているが……的な。

最後のコントらしく、この公演を総括するようなお話でした。

このファンタジー感好きだなぁ。

裸の王様は、仕立屋を信じようとしたのではないか。

周りの人はそんな王様を立てようとしたのではないか。

童話『裸の王様』の新しい見方を教えてもらいました。

 

 

 

いやー面白かったです。

大吟醸に全てを持っていかれた感ありますけどね(笑)

今回銀河劇場での公演を2回観に行ったのですが、

1回目と2回目で結構内容が変わっていて。

最初に観に行ったのが上演2日目とかだったからその後色々修正入ったのかな。

2回目に観に行ったときにオチ変わってるのもあったのでびっくりしました。

オチ自体が変わってしまうことってあるのね。

これから全国回りますし、これからも少しずつ変わるのかな。

ほんとに舞台は生き物なんですねー。

 

さてまだカジャラが始まったばっかりですが、

『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々2017』の上演が発表されましたね。

日本では東京でしかやらないんですね。

ワールドワイドな賢太郎さん。

前回みたく凱旋公演があるのかしら。

あうるすぽっとは1回行ったことがあります。

琢ちゃんの『おもいのまま』観に行きました。

賢太郎さんがあうるすぽっとでやるのは初めてかな。

行きたいけどチケット厳しそうですね。

観に行けたら良いな。