くだらないの中に

TEAM NACSとか

大河「べらぼう」とブルーリボン賞ノミネート

5年以上空きまして。その5年の間に、疫病が大流行りし、インドアに拍車がかかり、部署移動があり、働き方も変わり、身内を亡くし、その反動か帰省する回数がぐんと増え。いわゆる人生のステージが変わったわけではないけれど、私は私なりに日々を過ごしてました。

こと、趣味でいうと、NACSが25周年を迎え本公演があり、ジャンボリーが延期になり2年後に無事開催され、5DIIが始まり、顕さんとサンリオキャラクターとの料理番組が始まり、洋ちゃん(大泉洋)が武道館に立ち、『死の笛』があり、9年越しに顕さん(安田顕)のファンクラブツアーがありツーショット撮らせてもらいました。あ、あと源さんがガッキーと結婚した。(ニュース知ったとき、外にいたけど小さく悲鳴をあげた。良い意味で)あと、賢太郎さんが表舞台に立つのをやめた。絶望して会社のトイレで号泣したけれど、作品はつくり続けているし、最近ちらちら姿が見えて嬉しい。

5年は、あっという間なような、はるか長い時間が流れたような。分かりません。

 

2025年です。顕さんが、大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』に出演されています。

待望の、大河出演。ずっとずっと、なんで大河に呼ばれないのかと疑問に思ってました。2006年に『功名が辻』に出ているけれど、それから20年弱音沙汰なし。公共放送さんには呼ばれる機会が多いのに、大河には呼ばれない。なぜ。新しい大河が発表されると「◯◯役に△△」と役者が発表されるけれど、毎度毎度「顕さん出ないかな」って思い続けてきたんです。それが、ようやくついに。しかも平賀源内役です。大役だ。なんと嬉しいことか。20年近く待ったのは、このための布石だったのかしらと思うほど。平賀源内役の発表のときは、事前に平賀源内のシルエットが出て、誰が演者か乞うご期待!みたいになっていました。後出しジャンケンになっちゃうから今まで言わなかったけれど、私、それを見た瞬間、顕さんの姿が頭に浮かんだのです。一瞬、「顕さんではないだろうか」とよぎったのです。これまで「大河に顕さん出ないかな、出てほしい」と思うことはあっても、一つの役に対して「顕さん」が思い浮かぶことはなかったので、本発表になったとき本当に驚きました。何か直感めいたものが働いたのでしょうか。今となっては分かりませんが。

第二話、平賀源内の亡き最愛の人とのエピソードがありました。軽妙で飄々としていて、どこかうさんくささもある源内が、「瀬川」と聞いてから表情が変わる。花の井の舞を見ながら、最愛の人に想いを馳せるときの切なくも優しい表情。目に涙が浮かんできらきらしている様が、とても素晴らしかったです。Xでも(そういえば5年の間にTwitterが Xになりました。心の中ではまだ認めていないけれど)、評判が良く。ファンが顕さんを褒めるのはもはや当たり前だけれど、特別そうじゃない方々に褒めてもらっているのを見て「ああ贔屓目なしに本当に素晴らしかったんだ」「多くの人に伝わったんだ」と嬉しかった。大門が閉まるとき、吉原の奥を見据えたような表情の後に笑うのですが、とても良い表情だと思う反面、何を意味しているのか、分からずにいました。Xで色々感想を読み回っているうちに、見かけたのが「花の井の舞に瀬川の影を探したけれど、吉原を出るときは、それもまた戯れに過ぎぬと寂しさをまとう」というもの(意訳)。ああ、と私の中で腹落ちした瞬間でした。短い春の夜の如し。大門を出たことで、そう自分を嘲けたのかなと。

平賀源内役と知った瞬間にWikipediaで生涯を調べました。ガイドブックで十数話までのあらすじも読みました。だからこそ、これから先が怖い。顕さんの平賀源内に魅了されているゆえに、怖い。だって、決して穏やかな最期とはならないだろうから。まぁ諸説あるみたいだけれど。きれいに済ますような演技しないからな。全身全霊で最大出力でやるだろうからな。そこが魅力なんだけれど、その分その熱量に見るものはズドンとやられてしまうから。楽しみだけどとても怖い。どうなることでしょう。

 

1月4日。顕さんが第67回ブルーリボン賞 助演男優賞に『朽ちないサクラ』と『劇場版 アナウンサーたちの戦争』でノミネートされました。あんなに色々な作品に出ているにもかかわらず、ドラマも映画も本当に賞とは縁遠かったから(『龍三と七人の子分たち』のときに、東京スポーツ映画大賞の助演男優賞を受賞しているけれど、単独じゃないからな)、ノミネートだけでもう本当に嬉しかった。いや、嘘です。きれいごとを言いました。ほんとは、本音は、受賞してほしい。某占いの番組で「この先賞を取る」と言われたときに「諦めていた」と答えていたのがなんとも切なかった。悔しかった。そんなことないよ、ずっとずっと待ってるよ。いつか名前が呼ばれるって、信じて待ってる。「顕さんが大きな賞をもらえますように」と思うようになったのはいつ頃からだろうと、ふと思って色々調べたら、そのきっかけがこのブログに書いてありました。

https://a8p-konatsu.hatenablog.com/entry/2017/12/08/224914

洋ちゃんが日本アカデミー賞に、と書いてあるから2012年ですね。思ったより随分前だったので自分でも驚いています。そうか、もう12年も「いつか」と思い続けているのか。そうか。『朽ちないサクラ』の富樫は、ここ数年で顕さんが携わってきた作品と演じてきた役の、魅力が詰まったような演技をされていると映画館で観ながら思いました。柔和さも、そこ知れない恐ろしさもすべてそこにある。今の顕さんの代表作とも言える作品だと思って、そのときも「賞にノミネートされたりしないかな」と考えていたことを、いま自分のXのポストを見返して思い出しました。

https://x.com/asm177/status/1797666363387052416?s=46&t=xz8jm8TiiqmWQDZi05d4Ow

このときはアカデミー賞って書いてるけど、たぶん無知でブルーリボン賞が頭に浮かばなかったんだと思う。昨年は、確か1月の24日くらいに受賞結果の発表があったので、今年もあと数日で結果が出ますね。どうなるだろう。願うばかり。

 

はぁ。2500文字を超えました。スマホで打つのはもうしんどい。新しいパソコンが今年はほしいです。

 

無い頭で考えた『ドクター・ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜』の感想にもならない何か

 

 

※ネタバレ含みます。まだ観てない方はお控えください※

 

 

カフカのことはわからない。唯一知っているのは、変身、というタイトルの本があって、主人公が虫になってしまうという突飛な内容であるということだけ。カフカの本は読んだことがないし(たぶんこれからも読まないし)、もちろんカフカのプロフィールとかいつの時代に生きていつ死んだかも知らない。

だけど観てきた。「ドクター・ホフマンのサナトリウムカフカ第4の長編〜」を。カフカのことはさっぱり知らないけれど、そもそも第4の長編なんて見つかっていないのだし、カフカじゃない人(ケラさん)が作ったものなら、カフカを知らない私も理解できるのでは?なんて期待を込めて。


まぁその期待はすっかり裏切られたわけなのだけど。


前半はまだ良かった。現実パートと小説パートがはっきり分かれていて、意味が理解できたし何が起きているのかも理解できた。でも、カーヤが病院で戦場に行ったはずのラバンの亡骸を見たあたりから、2つのパートがまぜこぜになった。まぜこぜになったし、各パート自体にも腹落ちしないことが出てきた。


ラバンとガザは、何がどう正しかったのか? 優しいほうが兄? 乱暴なほうが兄? 戦場で死んだのではなかったの? なぜ病院にいるの? そもそもいつ戦場へ? 列車からどうして消えたの?

大倉孝二さん演じるブロッホの友人は、ブロッホのひいおじいさんに撃たれていなかった? どうして普通に現代の家に帰ってこられたの?  どうしてそれが小説にも書かれているのに、撃たれた後のことを誰も明言しないの? おばあさんの言う本当はいないってどういうこと? 撃たれる前からいないの? あれは誰なの?


てっきり伏線回収的なことがあるとばかり思って、いつやってくるかと待っていたのだけど、それは訪れなかった。すべて置いてけぼりのまま。点と点が繋がらないまま、話は終わってしまった。理解できなかった。1つひとつのシーンは素敵で、演者さんはそれぞれ素晴らしくて。それはわかる。けれど、中身が分からないことだらけだった。

カーテンコールが終わり、わからないなぁと思いながら席を立った。私の周りの人も「難しいね」「わからないね」と口々に言っていた。帰る前に立ち寄ったトイレでもずっと「わからない」と思い続け、どこかのタイミングでふと腹落ちした気がした。

 

わからなくて良い、のだと。

 

カフカの作品は不条理と言われてるらしい。不条理の意味は「事柄の道筋が立たないこと」。今回の舞台はカフカの遺稿が見つかったことによる、遺稿の舞台化(戯曲化)なのであれば、きっとその遺稿および舞台も不条理で然るべきだ。だからこそもちろん「ドクター・ホフマンのサナトリウム」も事柄の道筋が立っていない。道筋を立てようとした私が理解できなくて正解なんだ。

 

そう思ったらすっきりした。カフカの不条理な世界に私はきっとしっかり浸かることができていて、わからない体験ができたことはむしろ喜びなのかもしれないと。わからないと思うことこそが、カフカの作品に触れることなのだと。

 

そんなことを無い頭で考えたりしました。


無い頭の中に残っているのは、バルナバス大尉を演じた琢ちゃんの半裸ですありがとうございました。

高熱とTEAM NACS本公演サントラ曲の話

インフルエンザに罹りました。罹って治りました。先週の金曜日のことです。夜中の3時頃にとんでもない悪寒で目が覚めました。「あーこれは熱や。熱が上がってるんだ」と即座に分かったのは、2年前に扁桃腺摘出手術をするまで2~3カ月に一度のペースで40度近い高熱を出してきた経験があったから。「このレベルの悪寒は危ない」と震えながら意識が途切れるなかで考えて、気が付いたら眠っていました。次に起きたのは目覚ましが鳴った朝6時。いそいそと体温計で熱を測ったら39.1度。アカンやつでした。完全にアカンやつ。その日私は午後に取材が入っていて、週明け月曜初校の原稿はまだ1文字も書いていなくて、頭の中で必死にこの体調でもどうにか仕事ができないか、を考えました。そのとき、もしや体温が高いのは布団をかぶって寝たせいで体に熱が籠っているのではという考えにいたりました。そしてしばらく布団から出て待機してみたものの、次に測ったら39.3度に熱が上がっていたので、諦めてリーダーにLINEをしました。リーダーも忙しい身でありながら、その日の取材を代理で行ってくれることに。あと結果的に私の真っ白な原稿も書いてくれることになりました。ありがとうリーダー。ただ心配だけしてくれたリーダー。あんな先輩に私もなりたい。素晴らしい人です。さて。会社でインフルエンザが流行っていたので、インフルエンザの可能性は相当高かったのですが、扁桃腺を摘出した今でも喉が弱い私は、喉風邪のひどいバージョンの可能性も捨てきれないまま病院へ。高熱は慣れていたつもりですが、手術後2年以上普通の風邪しかひかなかったので、慣れはどこかにいっていたのでしょう。まぁしんどい。病院の待合室の椅子に座っているのも辛く、小さい声で「お願いだから早く呼んでくれ」と呟き続ける危ない患者でした。検査の結果はインフルエンザのA型。「予防接種受けてもこんなにしんどいんですね」と話したら「予防接種してもなるからね。した人としてない人、かかる確率ほぼ一緒だって研究結果も出てるしね」と説明してくれたドクター。いや予防接種うけても罹るのは知っているけれど。私が聞きたいのはその重さであって。と言うのもしんどかったので大人しく薬をもらって帰りました。処方されたのは吸引型のお薬。前回インフルエンザに罹ったのは記憶にないくらい昔なので(小学生とかですかね)こんな薬があるのかと驚き。でもこのお薬と解熱剤のおかげで、1.5日後にはほぼ熱は引いていました。医学って素晴らしい。今年はとても流行っていると聞いてきたのでマスクしたり気を付けていたのですが、ダメでした。まぁ平日は9時とか10時くらいから22時まで仕事というのをずっとしてますからね。そもそもの体力とか免疫力が落ちていたところを叩かれたのでしょう。皆さま本当に気を付けてくださいね。大人の高熱は危険です。本当に「死ぬ」勢いです。どうか皆さまご無事で。私の近況で1200字超えました。

 

さて。6月に、NACSSYMPHONY2019『COLOR~彩り続けた楽曲たちの調べ』という素敵な催し物が開催されます。NACSの舞台映像とオーケストラの生演奏によるコラボコンサートとのことで、これまでNACSの本公演で使われたサントラ曲を生オケで聴けるそうです。それに先駆けて先日まで、人気投票が行われておりました。この投票を元に当日演奏される曲が選ばれるのでしょうな。サントラ曲は全部で104曲(LOOSERからPARAMUSHIRまで)。曲名が分からない人のために、全曲紹介の映像も用意されていました。見ました。17分を超える映像。いやー音の記憶ってすごいですね。曲聴いただけでどのシーンとか分かるものばかり。頭の中で5人(と時々アンサンブルの皆さま)が動き回っていました。どれも素晴らしい曲。NAOTOさん(COMPOSERからNACSの本公演の楽曲を手掛けてくれている金髪の素敵バイオリニスト)天才やわ。と思いながら投票する曲を選んでおりました。で、絞った2曲が『各駅停車』と『侍ロマン』っていうね。NAOTOさんの曲じゃないんかーい!と自分でも突っ込みましたが、どうしたってこの曲は外せなかった。前にも書いたけど、私が顕さんのファンになったきっかけの役、芹沢鴨のテーマなのですよ『各駅停車』は! もちろん顕さんの演技があってこそだけれど、この曲も大事な要因なのです! これだけは外せない。そして『侍ロマン』ね。これは私が初めて生で本公演を観に行った『WARRIOR』の曲。舞台の冒頭で5人が揃ってワーって集まって横一に並んで「うぉりゃー!」って叫んで旗がドーンってなってこの曲がバーンって始まるあの演出がさ(語彙力)。とんでもなく格好良くて全身に鳥肌が立って、あのオープニングだけでチケット代すべて回収したようなね。今思い出してもゾワゾワする。もうあの曲を歌っている月光グリーン天才だし、その演出をしたモリはもっと天才。崇め奉る勢い。というわけでこの2曲なのです。NAOTOさんの曲は大好きだし仕事中にBGMとして聴いたりもするけれど、この2曲の思い出深さにはまだ負けているのです。結局どちらに投票したかは私の胸の内に秘めておきますが、他のファンの皆さんは、どの曲に投票したのでしょうね。ありがたいことにNACSSYMPHONY2019を観に行けることになったので、当日が本当に楽しみです。

 

さて明日は『MONSTER MATES』を観に行きます。仕事が忙しくてチケット取り損ねていたのですが、当日券?前日予約?で運よくチケットを入手できました。当日券とか初めてかも。ドキドキする。今年初めての舞台です。「インフル治って良かった、健康サイコー!」という気持ちで観てきます。

札幌の某ホテルより、顕さんの45歳の誕生日に際して。

ファンミに参加するため札幌にきています。参加は明日の昼公演。今日はもっぱら美味しいものを食べることに注力しておりました。

 

さてもう日付が変わる直前ですが、本日は安田顕さん45歳の誕生日。おめでとうございます。45歳。そうかぁと思うのです。40過ぎたくらいからもう年齢が曖昧。覚える気がないんでしょうか。ファンになって初めて(個人的に)お祝いしたのが2010年なので…今年で9回目?  36歳の頃からお祝いしてるの? へぇー。自分でもびっくり。まぁこれだけお祝いしてたら年齢も曖昧になっても仕方ないんじゃないかな。いくつになったかが大切なんじゃなくてきっとこうしてお祝いできることに意味があると。いうことで。

 

ここ最近よく書くのだけれど、近年の活躍が目覚ましく、その対比として何年も前のことを思い出すことが増えました。まだ小さな役が多くて、目を凝らして顕さんの姿を見ていたときのこととかね。気がつけば主演も増えてきて、先日発表になった『母を亡くしたとき、僕は遺骨を食べたいと思った』の主演については、そのニュースを見て「また主演だ」としか思わなかった。亀拓のときなんかさ、何かの間違いかと思ったくらいなのにね。気がつけば遠くにきたもんだ。ときどきそう思うのです。

 

けれどその反面、しばしば私が好きになった頃と変わらない顕さんもいるのです。ジャンボリーしかりスジナシしかり。ファンしか笑わなそうなことをしてクククって笑ってる。私の応援って一体と、いっぱしなことを思いそうなもんなら、すぐさまそういう姿を見せて私を引き戻してくれる。まだまだ好きでいたいと、走っていら姿を見たいと思わせてくれる。私はなんて幸せなファンなんだろうなぁと思うのです。本当にファンになって良かったなぁと思うのです。

 

来年はファンになって10回目の誕生日がきます。また365日後に、こうしてお祝いさせてください。ひとまず明日は、1日遅れの「おめでとう」を伝えに、ガトキンに向かいます。

 

お誕生日おめでとうございました。

人を待つ間に、昨夜の下町ロケットの話を。

あまりにも久しぶりすぎてこういうときにどうやって記事を書き始めたら良いのかわからないのです。3月21日移行ずっと「あれを書こう」「これを書こう」と思い立っては立ち消え、書けない期間が続きました。その間にカジャラがあったりムロ式があったりPARAMUSHIRが千秋楽を迎えたりはじめて宝塚を観に行ったり(日比谷)妻ふりの舞台挨拶に行ったりニンゲン御破算を観に行ったり誕生日を迎えたりジャンボリー遠征をしたり顕さんのスジナシを観に行ったり愛しのアイリーンの舞台挨拶に行ったりRIPが活動休止したり…。振り返ればこうも趣味に事欠かないなぁと思うのですが、それ以上に仕事が忙しすぎた。毎日のように9-22時で会社で働き土日も家でやったり酷いときは休日出勤も。ライターとしてはこんなことよくある話なのかもしれませんが、フリーでも編プロでもなく会社も結構な規模感なので待遇はある程度保障されているのです。それでもこれだけ忙しいのは、ひとえに弊社サービスの大きなリニューアルがあったからで、その波を制作陣が思いっきりかぶってしまったことにありました。そんな状態ですから休みの日に趣味のテキストを書く力が残っておらず…人によっては趣味のことを書くことがストレス解消になるのでしょうが私は書くことから離れたいと思うタイプのようで、ずっとブログから足が遠のいてしまった、という次第です。現在もさして仕事が落ち着いたわけではないのですが、ちょうどいま人を待たなければいけない状況に陥り、手持無沙汰でどうしようかと考えていたときに、ふとこのブログを思い出しました。

 

何を書こうか。色々考えましたが、昨日の今日なので「下町ロケット」のことを。昨夜の回から森崎博之が出演しています。あの森崎博之が。あの森崎博之が(3回目)。NACSファンを除いてほとんどの人が彼を知らないでしょう。仕方ありません。だって彼普段北海道にいるんだもの。NACSのリーダーではありますが、彼の活動拠点は北海道。東京にいることだって珍しいしテレビに出るとしてもNACS5人で宣伝するときくらい。昔はドラマにちょこちょこ出てたりもしたんですけどね。最近はすっかりだったので「誰?」と思った人も多いはずなんです。その一方でファンは大フィーバーですよ。冒頭の私よろしく「あの森崎博之が!」ってTwitter等々は、出演の発表が出てからずっと大騒ぎでした。またね、チョイ役でもないのさ。阿部寛さん演じる佃社長の同級生で、ヤタガラス編のキーパーソンだっていうじゃないですか。嬉しいことではあるのですが、なんだかもう信じられなくて。昨夜の放送もさ、テレビの画面に彼だけが大きくアップで何度も映って、嬉しい気持ちがオーバーヒートしてもう頭の処理能力が追い付かない感じなんです。嗚呼。

前回の下町ロケットのとき顕さんが山崎部長として大きく跳ねて、そのときも信じられないような気持ちがあって、嬉しくて嬉しくて堪らなかったのを覚えてる。確かね、山崎部長が佃製作所に入社を決めたときのエピソードの回。何分もずっと顕さんがメインで映り続けて、それ見て泣いちゃったんだよね。ずっと脇役というか、3番手みたいな役多かったから「いま顕さん映ったね」とか「今日は台詞あるね」とかそういう観点で見ることの方がずっと多かったから。ちゃんと、私の大好きな顕さんの芝居を、こうやって見られるんだって。顕さんの魅力が伝わるって。嬉しくて堪らなかった。

それと同じことが起きたんです。むしろそれ以上の喜びです、今回は。だって彼「俺は北海道でみんなに『おかえり』って言うんだ」って言ってたんだもの。東京の、4人がいるフィールドには自ら出ようとせず、北海道で、別のフィールドでやるんだって決めていた人だから。顕さんの場合は「いつか」ってファンとして期待している部分はあったけれど、モリに至っては晴天の霹靂でした。けど、きちんと考えていくと布石はあったんだよね。モリがずっと「北海道を応援したい! 農業を応援したい!」って活動してきたという実績が、間違いなく今回の起用に繋がっている。ただ北海道の人だから、北海道出身の演技ができる人だからではなく、このヤタガラス編の、「農業」をテーマにした話だからこそ、森崎博之という俳優がキャスティングされたんだって、確信がもてる。

なんかもうこれは誰に感謝したら良いのだろうね。農業という観点で彼を見出してくれた下町ロケットスタッフなのか、農業というフィールドでやってきたモリ自身なのか。どちらもかな。とにかく本当にありがとう。その気持ちだけです。

 

来週の予告を見る限り、モリと顕さんの共演もあるようで。楽しみです。

音尾琢真 42歳誕生日!

 

琢ちゃん、42歳の誕生日です。一年前にもこのブログでお祝いさせていただいたのですが、もう一年経ったのですね。早いなぁ。そしてもう3月も終わりに近づいているというのに、今日都心では雪が降りました。寒い。なまら寒い。冬が琢ちゃんの誕生日お祝いしたくて慌てて戻ってきた感あります。冬にも愛される男、音尾琢真。さすがNACS一のモテ男です。

この一年の琢ちゃんのお仕事で一番印象的だったのはやっぱり「陸王」でしょうか。日曜9時×池井戸潤という最強タッグの話題作に出演、しかも思いのほか目立つ役というのは嬉しかった。顕さんの「下町ロケット」的なね、喜び。正直顕さんほど大きな役じゃないし、実際ハネたわけではないけれど、少なからず視聴者に、世の中に、認知は広まったんじゃないかなって思います。タイミングよくビジュアルも目立つ感じでしたしね。「陸王」をはじめ最近は有名な監督さんとのお仕事も多いし、着実に仕事量・大きさ共に伸びてきています。マッスル時から言われ続けていた「ブレイク」。そろそろ本気で期待しちゃっていいですかね? 琢ちゃんの演技、大好きだから。もっと多くの方に、知ってほしいです。

琢ちゃんお誕生日おめでとう。

 

さて、最近の私はといえば。札幌・仙台に遠征しまして既に2回「PARAMUSHIR」を観ています。そして案の定号泣しています。1回目の札幌で、泣きすぎて嗚咽漏れて、たぶん周りの人、気が散ったんじゃないかと思うんですよね。迷惑な客だった気がして、本当に謝りたい。感情のタガが外れます、あの舞台。これから観に行く人はぜひ、ハンカチだけじゃなくてティッシュも膝の上にご準備のうえ、観劇されることをオススメします。まだ千秋楽迎えてないから「PARAMUSHIR」に関する記事は控えておきます。とはいえ、テーマがテーマでまだ受け止めきれていない自分もいるので、記事にできるのかちょっと考えあぐねているというのが、今の正直な気持ち。難しいですね。

(珍しく短めの投稿でした)

近頃の話(~20180203)

 

数日前から救命病棟24時の第3シリーズの再放送が始まっているようですね。洋ちゃんが出ているアレです。ちょうど一年くらい前にも再放送されていて、そのときにそれをテーマにブログを書いたのですが、実はその記事「救命病棟24時 大泉洋」で検索すると2つ目に出てくるんです。公式HPの次。一時期は公式よりも上、つまりはトップだったことも。そんな検索結果だからか、再放送が始まってからブログ(というよりその記事)へのアクセス数が普段の比じゃないくらい増えてます。ありがたいやら気恥ずかしいやら。ただ一ファンのブログなんて、そんな検索上位になったらあかんと思うのですけどね。

映画『恋は雨上がりのように』、店長役が洋ちゃんなようで。いいですね、あの漫画私大好きです。嬉しいなぁ。特報で映像も出ましたね。店長役、ビジュアルはいい感じ。漫画のなかの店長は本当に情けなく見えたり、おやじギャグ言ったり、ダサい雰囲気のある役なので、お芝居でどこまで近づけるのか気になるところです。そしてそして、シゲも店長の旧友、九条ちひろ役で出演されるとのこと。『駆け込み~』のときに琢ちゃんとチラっと共演していますが、NACSメンバーとこうしてきちんと映画で向き合うのは初めてでは? こちらのシーンも楽しみです。

映画と言えば。顕さんの『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』も公開日が決まったそうですね。出演予定だった小出さんの事件があってから、再撮影など諸々あったので心配していたのですが、本当に良かった。公式インスタグラムも開設され、榮倉奈々ちゃんと顕さん(役柄としてですが)のラブラブ写真がアップされています。公開日は6月8日。楽しみです。

NACSの話が続いたので書いておきましょう。本日、第16回公演『PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」が初日を迎えます。現在18:47。あと10分足らず。私が観に行くのは札幌なのでもう少し先なのですが、それでもなんだかそわそわします。お話はもちろん、演出どんな感じなのだろう。テーマがテーマなので、勝手に頭のなかに『WAR』が浮かんでしまうんですよね。さすがにあんなに激しくはないとは思うのですが、でも『WARRIOR』も相当激しいステージセットでしたから何が起こるかわからない。ああ気になる! 2~3時間もしたら初日を観に行かれた方の感想がTLに流れてきそうですが、それも見たいような見たくないような(どないやねん)。真白な状態で見れたら幸せですが、でも今の時代本当に気を付けて過ごさない限り(いっそのことSNS絶ちでもしない限り)真白な状態は難しいと思うのです。まぁNACSの舞台は少々のネタバレが入っても「それがあったからつまらなくなってしまった!」なんてことがないという安心というか、謎の自信があるので大丈夫だと思っています。これから4月1日まで、怪我なく無事に走りきれますように。

そういえば明日は『ハナタレナックス』の全国放送日ですね。今日「最後のお願い」と銘打って銀座山野楽器にまみちゃんとonちゃんが来ていたそうで。事前に知ってはいましたが、体力が追い付かず諦めました(笑)そんな私は今日12時間睡眠という自堕落な生活を送りました。休み最高。明日の放送楽しみです。

落語の話。先週、鶴川というところまで行って落語を聴いてきました。シブラクに行ったときにチラシが入っていて、小痴楽さんが出演されるということだったのでいそいそとチケットを撮った次第です。今回は小痴楽さんも所属されている落語芸術協会の二つ目で結成された「成金」のメンバー、神田松之丞さんも出演されてました。噂には聞いていたけれど、お二人仲良し。出演順が松之丞さん→小痴楽さんだったのですが、松之丞さんが演目中にてぬぐいで汗を拭いたのに対し、「あれ演技ですからね。汗なんてかいてないです。みなさん騙されてますよ。あの机?(釈台のことを言いたかったらしい)の中には色んなもの隠せますからね、あそこから管が伸びていて汗のような水滴を垂らせるようにしてあるんです」なんてことを小痴楽さんがマクラで話されていました。そんな小痴楽さんのことは、トリを務めた志ん輔師匠がいじっておりました。最近の二つ目は遊ばず真面目な人が多いという話から、「遊んでる人もいますけどね、今日で言えばあのくるくるパーマのやつとか」と言われたり、「このあと出演者4人のトークコーナーがあるってことなんですけど、『え、着物着るの!?』ってダボっとしたシャツで言われまして、彼も言ったあと『やべ師匠に着るのって(ため口で)言っちゃった』って顔してましたけど」というエピソードなど。愛されてますね!(笑)そんな小痴楽さんの演目は「磯の鮑」でした。小痴楽さんの与太郎可愛くて大好きだから嬉しかったです。13日にまたシブラクに小痴楽さんが出演されるので聴きに行きます。平日なので仕事どうにかしないと行けないんですけどね。頑張ろう。

星野源さんの話。映画ドラえもんの曲をやるそうで。ラジオで初めてフル流された回(タイムフリー)を自分のiPhoneで流して、それを社用のiPhoneのボイスメモで録音しMP3化するというまるで昔のラジカセのようなことをしました。そのため発売日前ですが私はいつでもどこでも聴ける状態です(笑)曲、メロディーがすごく覚えやすくて、3回くらいですっと覚えました。小さい子でも歌えるようにしているのかしら。歌詞のなかにはドラえもんの世界観が隠れていてとてもキュート。「何者でもなくても世界を救おう」という歌詞が好きです。私も何者でもないけど、私の書いたテキストが、誰かに届けばいいのになという想いで毎日仕事をしているので、「救う」と言ったらおおげさかもしれないけれど、なんだかちょっとだけ、自分のことを言われたような気がしたのです。昨日はMステに出てましたね。音外してましたけど、私のなかでは源さんMステでよく音外すイメージあるのでご愛敬と思いました。やっぱり生は難しいですね。いつか生で聴きたいな。

ドラマの話。今季は『アンナチュラル』『99.9』『きみが心に棲みついた』『anone』を観ています。アンナチュラルはさすが野木さんという感じ。脚本がおもしろい。そして石原さとみがここ最近一皮も二皮も剥けた気がして、女優さんとして見ていてワクワクします。シンゴジラか、そのまえのあの松潤とのドラマあたりからかな。好きです石原さとみ。そしてanone。こちらも私が好きな脚本家、坂元裕二さんの作品。なんだか童話の世界を観ているような。といってもハッピーがそこにはないのですけどね。余命短い人や親から愛されなかった子ども、子どもから愛されなかった人、愛し育てた相手に他人だと言われる人。みんな抱えているものが重い。それでもファンタジーさを感じるのはなぜだろう。あのすこし霞がかかったような映像のせいかな。それとも私が、登場人物のような重さを抱えていないから、異世界のように感じるのかな。不思議な世界だと感じるけど、惹かれるのはなぜだろう。田中裕子さんの演技が恐ろしく素晴らしい。娘の玲の姿が納められたカメラを床下から見つけ、写真を見るときの姿、表情が、嬉しいような自慢げなような、興奮してそわそわしているような。なんだかあの姿を見ているだけで涙が出ました。そのあととある事実を知らされたときは泣けなかったのにな。健気な姿が、私には物悲しく見えたのかもしれません。この先どうなるのかまだまだ分からず。楽しみなドラマです。

 

さて1月10日頃には届いていたのに仕事がバタバタしすぎて封さえ開けられなかった『Live Tour "Continues"』を見ながら恵方巻食べます。では。