くだらないの中に

TEAM NACSとか

死の舞踏

 

結局我慢できずに観てきちゃいました『死の舞踏』。

プレイガイド系ではチケット売り切れだったのですけど、

Bunkamuraのサイトに行ったらまだ売ってて。

端っこだったけど結構前の方で観ることができました。

 

今回のこの『死の舞踏』は、シアターコクーンという劇場内に、

2つの小劇場を設営し、その一つで上演されました。

(もう一つの作品は『令嬢ジュリー』といいます。)

1つの劇場を2つに分けるわけで、席も面白い感じになっていました。

※Bunkamuraのサイト内、座席イメージに飛びます

ステージを挟んで席が設置されていたわけです。

なので、右ブロックに座れば左ブロックと、

左ブロックに座れば右ブロックの人と対面しているような状態になります。

開演してしまえばさほど気になりませんが、

開場から開演までの間は劇場内明るくなってますから、

向かい合ってる人の顔もばっちり見えて心なしか気恥ずかしいです。

座席イメージを観ると分かると思うんですけど、

令嬢ジュリー』は本来のシアターコクーンの前方座席を潰して、

そこにステージを作り上げている感じで。

『死の舞踏』は通常ステージになっているところにステージと

座席を設営した形になっています。

なので、座席に行くために舞台袖みたいなところを通るんです。

【緞帳】とか書かれているプレートとか、

照明とかを吊り下げているコード?のようなものとかが見えて、

とってもワクワクしました。

間接的な感じではありますが、舞台に立っているような感じ。

ほんとに面白い試みだなって思いました。

 

 

 さてさて、ここからはネタバレを含みます。

 

 

とってもざっくり話の内容をまとめると、

夫婦喧嘩とそれに巻き込まれた身内って感じでした。笑

成志さんが旦那さん、神野さんが奥様、

琢ちゃんが神野さんの親戚…従兄弟だったかな。

成志さん演じるエドガーは軍の大尉。

神野さん演じるアリスは元女優です。

銀婚式を間近に控えたこの夫婦、お互いにこの結婚は失敗だったと思っています。

エドガーより10歳も年下のアリスに関してはエドガーの死を待っているような状態。

そんな二人は日々お互いを罵り合いながらも、いつも二人で暮らしています。

そんな中、夫婦が出会うきっかけを作った従兄弟のクルト(琢ちゃん)が

仕事の関係で夫婦の住む島に赴任してきます。

夫婦の家を訪問してくれたクルトを2人は歓迎するのですが、

しだいに夫婦の傲慢ぶりが出てきてしまって…、みたいな。

基本的にエドガーとアリスが揉めてます。

クルトは当初それに対してニコニコ対応しているのですが、

エドガーのアリスに対しての仕打ちや、エドガーの標的が自分に向いてくるうちに、

クルトの本性も現れてきます。

罵り合いというか会話の応酬が凄いですね。

怒りであるとか憎しみであるとか、負のエネルギーが強くて、

観ているのにも結構体力を使うような作品だと思いました。

『死の舞踏』は世界的に有名な方が書かれた戯曲だそうで、

今回この感想を書くのに、あらすじとか評判を確認したのですが、

セリフのボクシング、なんて書かれているものもありました。

うーん納得。

会話劇であるからこそ、演技力が試される作品です。

そんな作品に呼ばれるなんて琢ちゃん凄いですね。

 

はい、真面目な感想はここまでにして(笑)

 

いやーあのですね。

ラブシーンがあったんですよ、琢ちゃん。

琢ちゃん演じるクルトは神野さん演じるアリスの従兄弟ではあるのですが、

「気の弱い男は気の強い女に惹かれる」というような台詞があったように、

以前からアリスのことが気になっている、という役柄なようで。

アリスはそれに気が付いていて、

エドガー陥れるためにクルトを利用しようとしている感があるんです。

その為にクルトをけしかけて、クルトが隠して抑えてきたアリスへの感情を、

引っ張り出そうとします。

最初は、アリスからクルトにキスをするわけなんですけど、

「ひゃっ」ってなりました私(笑)

だってー、NACSメンバーあんまりキスシーンとか無いからさぁ。耐性がさぁー。

いや観ていく中で薄々感じてましたけどね。

アリスのクルトへの接し方。声色ワントーン高めな感じ。

アリスからのキスにクルトはびっくりして突き放します。

でも少しずつ、抑えてきた感情の蓋が外れてしまい、我慢できずに、

着替えようとしているアリス(アリスはわざと目の前で着替えるんですけど)に、

迫ってしまうんです。

そのさ、迫る場所がさ、ピアノの前でさ、

キスしてピアノに持たれ掛かる感じになってさ、

体で鍵盤が押されて、「ジャジャジャーン♪」ってなるの!

なにあれちょっと笑っちゃったよ!昼ドラかーい!(笑)

ここでは途中でアリスに静止されてます。

観てるこっち釘づけ。(笑)

そのあとね、エドガーを陥れるための計画を実行して、

達成した解放感でまたクルトはアリスに迫ります。

今度はね、ソファみたいな椅子にもう2人で倒れこんで、

クルトが上になったかと思えば、アリスが上になり、

そしてまたクルトが上になり~のって感じで繰り広げられるわけですが、

もうねクルト完全に興奮しちゃってるので、

さっきまで着てた上着は脱ぐわネクタイ外すわワイシャツも乱れてるわ!

おうおうおうおう!って感じでした。(笑)

私の席右ブロックの端っこだったんですけど、

きちんとキスしてたかはちょっとはっきりは見えなくて(なんの確認よ)。

でもたぶんしてたんじゃないかなー。

口やら頬やら首やらに。

あとまさぐってましたね、胸とか太ももとか。

こういう琢ちゃんの演技を観たことが無かったので、

だいぶテンションが上がりましたよ私。

いやー、男感出てましたね。男感というより牡♂感か。

とにかくすごく格好良かったです。

ドキドキさせられましたしときめきました。

新しい琢ちゃんを垣間見ました。

私は観に行けなかったけど、映画『牝猫たち』もこんな感じのオス琢が見れたのかな。

よし。

文字に起こしたら少し昨日の興奮が発散されて落ち着いた。(笑)

このラブシーンもとっても素敵でしたが、

怒るシーンが凄く良かったです。最初の人の好さそうな感じからのギャップがね。

声が良いからほんと映えますよね。

やっぱり琢ちゃんの演技好きだなぁ。

声も好き。

無理矢理にでも観に行って良かったです。

 

 

なんだかラブシーンの感想ばかりになってしまって申し訳ない。

こんなやつです私。